「今日は秋晴れの気持の良い一日となりました」
夏が終わり、9月頃になってくるとこの「秋晴れ」という言葉を良く耳にします。
でもふと、「秋晴れ」って一体どんな天気のことを言うんだろう・・
と、疑問に思ったことはありませんか?
そこで今回は、この"秋晴れ"について一体どのような天気のことなのか、
どんな空のことなのか
詳しく解説したいと思います。
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秋晴れとは?秋晴れの空ってどんな空?
秋晴れ(あきばれ)について辞書を引いてみると、
秋の空がすっきり晴れ渡っていること。
と、このように記載してあります。
つまり、秋に入って晴れていたらそれは「秋晴れ」ってことです。
気温は関係ないのです。
暑くても、寒くても秋に晴れていれば「秋晴れ」です。
ただ、秋晴れは、他の季節の「晴天」とは少し違った特徴があります。
それは、「空が抜けるような清々しい晴天であること」
秋晴れの日って、思わず「今日は清々しい天気だな~」って思っちゃいませんか?
そうなんです、秋晴れの日は空気が澄んでいて、雲一つない晴天になることが多いんです。
ではなぜこの時期の晴天はそうなるのでしょうか?
秋晴れが清々しい理由とは?
秋晴れのような清々しい晴天をもたらす理由は、2つあります。
一つ目は、秋の移動性高気圧によるものです。
この時期の移動性高気圧は、乾燥した澄んだ空気を運んでくるので、それに伴い清々しい晴天になるのだそうです。
ちなみに・・・
移動性高気圧って
別名「嫁のしつこい化粧気圧」って言うんだとか。
移動性高気圧は、衛生で上から見ると嫁の化粧のように厚く覆われているからっていう理由だそうです(怒
そして二つ目は台風によるものです。
最近は、季節外れの台風も多いですけど、本来9月くらいに台風が多くなりますよね。
「台風一過の秋晴れ」という表現もありますが、台風が通り過ぎた後はカラっと晴天になることが多いです。
また、秋はだんだんと日が短くなってくる時期でもあります。
その影響で
地面が冷える→大気が安定する→強い風が吹かない
となるので、埃や塵が舞い上がらず、空気が澄んだ晴れの日になるってわけです。
秋って暑すぎず過ごしやすいので、できれば秋晴れは長く続いて欲しいと思いますが、実は秋晴れってそう長く続いてくれないのですね。
秋晴れをもたらしてくれるのは、主に移動性高気圧なんですが、この移動性高気圧は名前の通り「移動」します。
しかも、駆け足で(笑
もっと長く滞在してくれれば良いのですが、1~2日くらいしか滞在してくれません。
まさに女心と秋の空です。
あ、それからですねこれは私も間違って使っていたのですが秋晴れと同じ時期に使う言葉で「小春日和」っていうのがあります。
小春日和って、「春」がついているから、春に使う言葉だと思っていませんか?
実はソレ間違い!です。
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秋晴れと小春日和の違い
小春日和は、本来秋の終わりから冬にかけての晴れの日に使う言葉です。
時期的には秋晴れと同じなんですよ!
えー!間違って使っていた!ってあなた。
大丈夫です。
世論調査では、41.7%の人が間違った使い方をしていましたから。
だって春ってついてるからね・・。
俳句では、冬の季語なんだそうです。
ちなみに、「春日和」は春の季語で、春のよく晴れたおだやかな日のことをいいます。
小がつくかつかないかでずいぶん意味が違いますね。
春が小さいと秋冬ってことです。
小春日和は、春みたいなぽかぽかした陽気に使われます。
秋晴れは、秋に晴れた日なので、厳密にはちょっと違います。
ちょっと紛らわしいですが、今年は「秋晴れ」ではなく「小春日和」を使ってみてはいかがでしょうか^^
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