認知症の症状が止まった
体の痛みが軽くなった
これ、オキシトシンと言う、ホルモンの仕業なんです。
しかもこのホルモン、ある簡単なことで誰でも分泌することができるんですよ。
ガッテン!や、サイエンスZEROでも放送され、今注目のホルモンです。
今回は、そんな不思議なホルモン「オキシトシン」についてまとめていきます。
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オキシトシンとは?痛みや認知症に効果があるの?
・幸せホルモン
・癒しホルモン
・愛情ホルモン
とも呼ばれるオキシトシンですが、本来は
・出産時に子宮を収縮させる(陣痛を促す)ホルモン
・赤ちゃんに母乳を与えるときに分泌させるホルモン
という、女性にかかせないホルモンとして知られていました。
ところがここ近年で、だいぶ研究が進み
・痛みやストレスの緩和
・血圧の安定
・認知症の改善
・アンチエイジング
・不妊治療
・浮気防止
・心臓の機能向上
・感染予防
などなど、さまざまな効果があることがわかってきました。
なんとも魅力的なホルモンですよね。
中でも特に注目されているのが認知症への効果。
乱暴な言動という認知症特有の症状に悩んでいた方が、このオキシトシンを分泌させるある方法(※後述)を1週間続けたところ
それまでの乱暴な言葉や行動が減り、徘徊もなくなったというから驚きです。
こんなにすごい効果を持つオキシトシンですが、
実はとっても簡単な方法で分泌することができるんですよ。
オキシトシンの分泌方法は?
オキシトシンの分泌方法は、至って単純。
このホルモンは
スキンシップ
することで脳から分泌されるのです。
しかし、ただスキンシップを取るだけでは分泌されません。
ポイントは、自分が心地よく感じているかどうか。
嫌いな人に触られても、全然嬉しくないですよね?
そういう時には、オキシトシンは分泌されないということを覚えておいてください。
あくまでも、自分が嬉しい、楽しい、癒されると感じるようなプラスの場合のみということです。
では具体的にどんなスキンシップをすれば良いのでしょうか?
スキンシップの内容はハグでも、ボディタッチでも、何でもOK。
もちろん、恋愛感情である必要もありません。
(見つめあうだけでも◎。動物を飼っていなくても、動物園や猫カフェなどで触れ合うことができます)
(手をつなぐ、キスをするなど)
(赤ちゃんを抱っこする、子供の頭をなでる)
人やペットとの触れ合い以外でも、
こういった、リラックス効果があるものは、オキシトシンが分泌されます。
疲れがたまった時のマッサージやエステは、体への効果だけでなくオキシトシンの分泌にも効果ありの
とても良い行動なんですね。
それから、精神的なスキンシップも有効で、
例えば
や、
などでも分泌されるというから驚きです。
一人暮らしの学生さんなんかは、
するだけでもオキシトシンの分泌に繋がるので、試してみてくださいね^^
【オキシトシンの分泌】
・ペットとの触れ合い
・恋人同士の触れ合い
・家族の団らん、触れ合い
・エステ、マッサージ
・会社帰りの一杯
・主婦の井戸端会議
・好きな人と電話
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スウェーデン発!タクティールケアとは?
さて、そんな大注目のオキシトシンですが、
スウェーデンや欧米では"タクティールケア"として医療機関ですでに取り入れられていて、
知的障害やガンの痛みの緩和に実践されています。
病気自体がよくなるわけではありませんが、病気によるさまざまな症状の改善が期待できるというものです。
具体的には、相手の背中、手などを優しく触れるというタッチケアで、
最初に書きました、認知症の症状が改善した方は、まさにこの方法を実践されていたのです。
私達でもできる、簡単な方法としてガッテンで紹介された方法がこちら↓↓
①される側の人に、椅子の背や、テーブルにもたれ楽な姿勢をとってもらう。
②両方の掌を、背中にぴったりとつけ、背中全体を10分程度さすります。
※1秒間に5㎝程度にゆっくりと動かすのがポイント!アイロンをかけるようなイメージで
最中は、手を離さずに、相手のことを考え、心を込めて優しくさすってあげましょう。
まとめ
近年大注目のオキシトシン。
スキンシップはとても大事だと言うことがわかりますね。
タクティールケアですが、触れられた相手だけではなく、触れた側にもオキシトシンを分泌する効果があるそうです。
きちんとしたメソッドでなくても、一定の効果が見込めると言われていますから、
私達でもすぐに始めることができますね。
本格的に学びたい方は、こちらに専門の講座がありますので覗いてみてください。
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