これから年末に向けて、忘年会や年明けの新年会など、お酒を飲む機会が増えるという方も多いはず。
今までに、悪酔いしてしまって、失敗した・・・という苦い経験がある人もいらっしゃるのでは?
そこで今回は、そもそもなぜ悪酔いしてしまうのか、その理由と、悪酔いしないための方法、そして、悪酔いしてしまった時の治し方についてご紹介します。
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悪酔いする理由とは?
悪酔いする理由とは何でしょうか?
その犯人は、「アセトアルデヒド」という物質。
私達がお酒を飲むと、約20%は胃で食べ物と一緒に吸収、残りは小腸でゆっくりと吸収されていきます。
体に吸収されたアルコールは、肝臓で「アセトアルデヒド」さらに「酢酸」に分解され、
最終的に、水と二酸化炭素に分解されて、体の外に排出されるようになっています。
すぐに分解、排出してしまえれば良いのですが、そうもいかないんですね。
肝臓がアルコールを分解できる量は決まっており、体重1kgあたり、0.1g/h
つまり、体重60kgの人で1時間に6gしか分解できません。
ビール 500mlに含まれるアルコールは、20gですので、体重60kgの人の場合、ビール 500mlのアルコールを分解するだけで、
3時間以上かかってしまいます。
分解されるまでの間、血中に入ったアルコールは血液にのって、体中を巡ります。
脳に到達したアルコールは、脳の神経に作用し、麻痺させてしまう事で、結果"酔う"という状態が起きます。
そしてこの時、アルコールよりもアセトアルデヒドの濃度が高いと「悪酔い」が起き、吐き気や頭痛などの症状を感じる事になります。
お酒が強い人と、弱い人の違いは、この「アセトアルデヒド」を分解する能力の差にあります。
「アセトアルデヒド」の分解能力が弱い人が、
お酒をガンガン飲むと血中のアセトアルデヒド濃度が上がり、「悪酔い」してしまうのですね。
悪酔いしない方法とは?
悪酔いしない為の方法、そのポイントは、そもそもの
「アルコールの吸収スピードを遅らせてあげる事」と、
「アルコールの分解や、肝臓の働きを補助してあげる事」です。
アルコールの吸収スピードを遅らせてあげる事
そうする事で、アルコールと粘膜の接触を緩和し、結果アルコールの吸収をゆるやかにする事ができます。
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特に、たんぱく質や脂質を含んだ食品が良いとされていて、チーズ、ヨーグルト、ナッツ類、おにぎりなどを食べると良いでしょう!
"空腹でお酒を飲むと酔う"と、聞いた事があるかと思いますが、胃に食べ物がない状態でアルコールを飲むと、
吸収スピードが早くなり、酔いがまわるのが早くなってしまうためなんですね。
そうなると、ますます悪酔いしやすくなってしまいます。
アルコールの分解や、肝臓の働きを補助してあげる事
(「ウコンの力」「ヘパリーゼ」「ノ・ミカタ」など・・・)
これらは、アルコールの分解や、肝臓の働きを補助する効果があります。
飲んですぐ効果があるわけではないので、お酒を飲む少し前、少なくとも15分くらい前に飲んでおいた方が良いです。
実は食べ物の中にも、アルコールの分解や、肝臓の働きを助けてくれるものがあります。
・枝豆(肝機能を高める効果と、アセトアルデヒドの分解を促進する効果がある)
・豆腐(含まれる良質なタンパク質が、アルコールの処理能力を高める)
・アサリ(胆汁の分泌を促し、結果肝機能を高める)
番外編
・グレープフルーツジュース(ビタミンCやクエン酸により、肝機能を高め、果糖がアルコールの分解にも役立つ)
こういった物を食べる事で、悪酔いをしにくくする効果が望めますので、お酒の合間におつまみも食べるようにしたいですね。
悪酔いしてしまった時の治し方とは?
気を付けていたけれど・・・・悪酔いしてしまった・・
という時は、水分を補給しましょう。
冷たい水よりは、白湯や、果汁100%ジュースが良いです。
特に、先にも書いた理由でグレープフルーツジュースはオススメですよ。
吐き気がある場合は、全て吐いてしまった方が楽になります。
なるべく早く、アルコールを体の外に排出する事が、悪酔いから早く解放されるためのポイントです。
まとめ
悪酔いしてしまうと、せっかくの飲み会もテンションダウンしてしまいますよね^^;
飲み会に行く前に、コンビニによって、チーズやおにぎりをつまんで、ウコンを飲む!
これで飲み会シーズンを乗り切りましょ~!
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