ここ最近、夜中に起きてトイレに行くことが続いてる・・
これって何かの病気なのかな?
「夜、トイレが近くて夜中に起きてしまう」
こんな症状でお悩みのあなた。
特に20代、30代の若いうちからこのような症状があれば、心配ですよね。
実はこれ、もしかしたら、大きな病気が潜んでいるかもしれません。
今回は、夜トイレが近い、夜中に何度も起きてしまうその原因と対策をお伝えしていきます!
スポンサードリンク
夜トイレが近いのは病気のサイン?
夜トイレが近いというあなたは、もしかしたら「夜間頻尿」という病気かもしれません。
夜間頻尿とは、「夜間に1回以上トイレに起きなければならない」という状態のことを指します。
歳をると、夜中にトイレに起きることが増える というイメージをみなさんお持ちではないですか?
はい。実際その通りで、夜間頻尿は加齢と共に増加し、高齢者にとっては大きな悩みとなる病気です。
でもですね、高齢者と言っても、実際、40歳以上では69.2%の人が、夜間に1回はトイレに起きるというデータがあり、
結構身近な病気なんですよ!
夜間頻尿は、夜中に1回以上トイレに起きる状態ですが、厳密に言えば、
「そのことが原因で日常生活に支障をきたしている状態」のことなんです。
夜中にトイレに起きることで、慢性的な睡眠不足になったり、
昼間の仕事や生活に支障をきたしている状態ですね。
逆に言うと、そこに問題がなければ、夜間頻尿ではないとも言えますが、
まだ20代や30代のうちで、夜中にトイレが近いといのはちょっと心配ですよね。
ということで、夜にトイレに起きる原因をもう少し詳しく見ていきましょう。
夜トイレに起きる30代での原因は?
夜間頻尿の考えられる原因は、大きく分けると4つのパターンに分けられます。
・環境因子
・睡眠障害
・病気の可能性
・太りすぎor痩せすぎ
では、一つ一つみていきますね。
環境因子
30代で、夜トイレが近い原因として、まず見直してほしいのが、環境因子です。
・水分のとりすぎ
・コーヒー、緑茶などのカフェインの摂りすぎ
・塩分の摂りすぎ
・お腹が冷えている
単純に水分を摂りすぎていたり、利尿作用が高いカフェインを摂取していると、夜中にトイレに起きやすくなります。
それから塩分の摂りすぎも同様です。
塩分を摂りすぎると、その余分な塩分を体が排出しようとして尿を作りますから、これもまたトイレが近くなりますね。
その他、体が冷えるとトイレが近くなるというのもよく聞くと思います。
夏場でも、クーラーや扇風機でお腹が冷えることも多いはず。
腹巻をすると夜中にトイレに起きなくなった!という人もいらっしゃいますので試してみてはいかがでしょうか。
睡眠障害
実は睡眠が、夜間頻尿の原因となっている場合があるんです。
ん?夜中にトイレに起きるのが原因で睡眠不足になるんじゃないの?
と、思われるかもしれません。
が、睡眠障害が原因の場合はその逆なんです。
一体どういうことなのかと言いますと、
「トイレに行きたいから夜中に起きる」
のではなく
「睡眠が浅いからトイレに行きたくなる」
という状態なんですね。
本人も、睡眠障害なのか、夜間頻尿なのか、分からなくなるケースが多いです。
そらから、
・睡眠時無呼吸症候群
も夜だけ頻尿になる一つの原因です。
その関係はこちら↓
睡眠中、気道がふさがった状態で呼吸をしようとすると、胸腔内の気圧が下がって心臓が膨らみ、
大量の血液が心臓に流れ込みます。
一気に流れ込んだ大量の血液を処理しきれない心臓は、尿として排出しようとします。
ちょっと難しいですが、
無呼吸症候群の9割は、気道がふさがって、呼吸が止まってしまうケースなので
このように心臓に負担がかかり、夜間頻尿につながる場合があるようです。
枕元に置くだけで、寝返りなどによる寝具の動きから、寝付くまでの時間や目覚ましが鳴ってから起床までにかかった時間などを測定。
自分の睡眠サイクルを知り、より快適に眠るためのヒントを見つけることが出来るという『睡眠計』
病気の可能性
・膀胱炎
・子宮筋腫
・過活動膀胱炎
・間質性膀胱炎
こういった病気にかかっていると、
膀胱にためられる尿の量が少なくなるために、頻尿となってしまったり、
膀胱が過剰に活動してしまうことにより、尿を十分に溜められなくなったりします。
女性の場合は、子宮筋腫が原因となっている場合もありますので、注意が必要ですね。
で、夜間頻尿につながる最も心配な原因が
・心臓のポンプ機能の低下
です。
尿の問題なのに、心臓という言葉がでてきてちょっとドキっとしますね。
実は尿は、元々血液からできています。
私達が、通常寝ている時は、抗利尿ホルモンが働いて、尿を作る量が少なくなるために、
朝までぐっすり眠ることができるのですが、心臓のポンプ機能が低下している人は、
抗利尿ホルモンがうまく働かず、夜でも作られる尿が増えてしまうと言うんですね。
そのメカニズムがこちら↓
心臓のポンプ機能が低下すると、昼間立って過ごしている間、血液が心臓に戻りづらいので、
下半身のむくみが生じます。
夜横になると、下半身に溜まった血液が一気に心臓に戻ってくるために、弱った心臓が対応しきれず
水分として血液を排出しようとします。
この、弱った心臓が怖いのは、「隠れ心不全」の可能性があるということなんです。
逆に言うと、こういった夜間頻尿の症状から、心不全を予防することにつながりますね。
太りすぎor痩せすぎ
最後はBMIの話です。
肥満指数を示すBMI、この数値が30を超えているようなら、夜間頻尿の原因となっている可能性があります。
BMIの数値が増えると、高血糖、高血圧など、いわゆるメタボの要因が増えて、
夜間頻尿を引き起こすと言われています。
→本気で痩せたいなら・・
ライザップなら2ヵ月で理想のカラダへ
また、逆に痩せすぎも良くありません。
BMIが18.5以下の場合でも、呼吸器系のトラブルや不眠症などが絡み、夜間頻尿になる傾向にあるようです。
スポンサードリンク
夜トイレが近い対策は?
では最後に、夜トイレが近い時の対策をお伝えします。
夜間頻尿の原因は、今までみてきた通りたくさんありますので、
まずは、一番変えやすい、環境因子から見直していかれると良いと思います。
その際に
摂取した水分の量と1日の排尿量、回数をチェックする
「排尿日誌」を使うと、原因の特定に役立ちます。
環境因子を見直してみたけどなかなか改善しないという場合には、
重大な病気が潜んでいる可能性もありますので、一度病院を受診されることをおすすめします。
何かを受診すればいいのかということですが、
「泌尿器科」です。
睡眠時無呼吸症候群が原因であったり、他の病気が原因である場合には、
呼吸器科や耳鼻科など違う科を受診することになりますが、
まずは「泌尿器科」を受診されてみてくださいね!
まとめ
以上、夜にトイレが近いときの原因と対策をお届けしました!
水分の摂りすぎとか、冷えが原因の場合は、すぐに改善することが多いのですが、
それ以外だとなかなか治らない事が多いです。
検索して、心配されている状態であれば、一度病院へ行かれてみてくださいね。
早期発見が大事です(◍•ᴗ•◍)
スポンサードリンク