おでんやブリ大根などの煮込み料理で大根を使う時、トロトロで味が染み込んだ大根にするにはお米のとぎ汁で下茹でするのが一番の方法です。
とぎ汁以外でも、お米やでんぷん質である片栗粉や小麦粉でも大丈夫です。
とにかくそれらを使って、大根を柔らかくなるまで煮るのがポイントなのですが、そこまでする時間がない、面倒、ということもありますよね((+_+))
かと言って、この手間を省くと表面にしか味がついていない大根の煮物になってしまいます。
せっかくなら、美味しく食べたいですよね。
そこで今回は、時間をかけなくてもできる、簡単な大根の下茹で方法をご紹介したいと思います!
時間がなくても、ちょっとしたひと手間で美味しくなりますから、ぜひ試してみてください^^
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大根の下茹でを簡単に済ませる裏ワザ!
大根の下茹を、通常通りお鍋でしようとすると、15~20分程かかります。
これだとコンロも占領されてしまいますし、時間もかかってしまいますね。
そこで時短として登場するのが、「電子レンジ」を使って下茹でする方法です。
大根の下茹では電子レンジで時短!
電子レンジを使って、大根を下茹ですると、水で茹でるのに比べて半分の時間で下茹ですることができます。
【手順】
①耐熱容器に、切った大根を重ならないように並べます。
②大根が半分浸かるくらいの水を入れます。
③生米を一掴みほど、全体的にパラパラとまぶします。
④ふんわりとラップをかけ、電子レンジへ
加熱の目安
500W・・10分
700W・・8分
⑤竹串や爪楊枝がすっと通ればOK
⑥米などを水で洗い流す
大根を半月切りにした方がより短時間でできますが、おでんなど輪切りにしたいときは、片面に十字で1センチ程の隠し包丁を入れておくと通りが早くなります。
電子レンジで下茹でしている間は、他の事にコンロを使えるので、それも含めて全体的な料理の時短になりますよ^^
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大根は冷凍しておくと下茹で不要になる
あまり聞きなれないかもしれませんが、実は大根は事前に冷凍しておくと、なんと下茹でをしたのと同じような状態にすることができます。
そのまま料理に使えるのでかなり時間短縮することが可能です。
今日作るのに時間短縮したいときは、上のように電子レンジを使う方法が良いのですが、作る予定が決まっているときは、時間があるときに事前に冷凍をして下準備しておくといいですよ。
冷凍しておけば、一ヶ月は日持ちします。
安い時に買っておくと節約にもなりますね!
なぜ冷凍すると下茹でがいらないの?
まず、大根になかなか味が染み込まないのは、大根全体が固い細胞壁に覆われているからです。
これらが邪魔して、「味」が中まで染み込んでいかないのですね。
ところがこの細胞壁は、温度を上げることで破壊することができます。
つまり、下茹でするのは、細胞壁を壊すために行っているとも言えるのです。
細胞壁が壊れることで、やっと味が中み染み込むようになるのです。
ではここで、冷凍した大根に話を戻しまして・・冷凍した大根って中はどうなると思いますか?
大根には水分がたくさん含まれていますが、冷凍すると、その水分が凍って、そして細胞壁を壊してしまうのです。
はい、大根を冷凍すると下茹でが不要になるのはココに理由があります。
冷凍することで、細胞壁が壊れて、下茹でしたのと同じ状態になるからなんですね。
大根を冷凍するコツとは?
冷凍する時は、ちょっとしたコツがあります。
・空気に触れさせないように、一つ一つラップで包む
切った大根は、空気に触れされないように、一つ一つラップで包んで冷凍します。(酸化防止)
一つ一つ包んだら、さらに保存袋などに入れて保存しておきましょう。
また、お味噌汁などに使う様の、小さく切った大根は、一回に使う量ずつ分けてラップに包んで保存します。
・解凍するときは、半解凍くらいで調理を
大根には、水分がたくさん含まれています。
綺麗に解凍してしまうと、凍っていた水分が全部溶けだしてべちゃっとなってしまい、非常に美味しくありません。
それを防ぐため、半解凍くらいでそのまま料理に使います。
まとめ
いかがでしたか?
大根の下茹でを時短でする方法は、「電子レンジ」を使う事。
そして、「冷凍する」という裏ワザもご紹介しました。
冷凍って、下茹でもいりませんし、かなりの時短になりますよね^^
ぜひ、大根の美味しい季節に試してみてください♪
それでは。
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★大根の下茹でをお米でする理由とは?方法や時間はどのくらい?
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