読書感想文を書く本を決めて、読んでしまったあと
いざ、感想文を書こうと思うと「何をどう書いたらいいだろう。」と、手がとまってしまうものです。
よく言われるのは、「あらすじだけを書いたものにならないように」ということですが、では何を書けばよいのかとますます頭を悩ませてしまうのです。
ですが、読書感想文にはこう書いたらいいよという「形」があります。
その形に添って書くようにすれば、何もない状態から書くよりもとても楽になりますよ。
お子さんと一緒に、チャレンジしてみてください。
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読書感想文の書き方 小学生低学年向け!
読書感想文の「形」とは
・はじめ
・なか
・おわり
の3つに分けて構成することです。
「はじめ」には、読んだ本の説明や、その本を選んだ理由を書きます。
「なか」には、本を読んで心に残った場面と、その場面で自分がどう思ったのか、感じたのかを書きます。
「おわり」には、その本を読んで、一番強く感じたこと、思ったことを書きます。
それぞれどのくらいの量書けばよいのかの目安ですが、14行×14行の原稿用紙でで2枚書くとすると、
はじめ・・6行
なか・・14行
おわり・・5行
(※題名、名前はのぞく)
読書感想文のメインとなるのは「なか」の部分ですから、必然的に「なか」が一番長くなります。
書きやすいからという理由で、"はじめ"が長くなりすぎないように注意しましょう。
では、それぞれの書き方をも少し詳しくみていきたいと思います。
読書感想文の書き方 小学生低学年向け!「はじめ」の書き方
「はじめ」の部分には、
・この本の説明
・この本を選んだ理由
などを書きます。
感想文を読む相手は、その本のことを知らないかもしれませんので、「相手にこんな話だよ」と伝えるように書くと良いでしょう。
いくつか例をあげてみます。
【本の説明】
①この本は、主人公○○が○○のために、勇気を出して冒険に出かけるお話です。
②わたしが読んだ本は、○○です。
③この本は、いろいろなどうぶつが出てきます。
【本を選んだ理由】
①○○という題名がおもしろそうだったので、この本を読みました。
②わたしは、表紙の○○がとてもかわいかったから、この本を読もうと思いました。
これらの中から、二つくらい選んで「はじめ」を書くとよいでしょう。
また、書き出しの文章というのは、小説などでもそうですが、相手を引き込むための文章です。
上に紹介した「はじめ」よりも少し難しいかもしれませんが、以下のようなおもしろい「はじめ」の書き方もご紹介しておきます。
・本の中の登場人物に呼びかける言葉ではじめる
(ねぇ、○○、○○ってとってもおもしろい子だね。)
・読み終わったあとの感想から書く
(この本を読んで、ぼくは○○な気持ちになりました。)
少し、相手に「おっ」と思わせるような書き出しになったと思いませんか?
このような書き出しにもぜひチャレンジしてみてください。
読書感想文の書き方 小学生低学年向け!「なか」の書き方
「なか」の部分には、本を読んで自分が気になった場面と、その場面について自分はどう思ったのかを書きます。
初めに、その場面の説明をして(誰が何をした場面か)、その後に自分が思ったことを書くという流れです。
【例】
おもしろかったのは、○○が××をしたところです。
わたしは、どうして○○しないのかなと不思議に思いました。
【気持ちを表す表現言葉】
・おもしろかったです。
・わくわくしました。
・おどろきました。
・ドキっとしました。
・悲しかったです。
・涙が出ました。
・腹が立ちました。
・こわかったです。
・びくびくしました。
・どうして?と、不思議に思いました。
また、これらの「気持ち」を書くだけでなく、
・もしもぼくだったら~
と、自分におきかえて考えてみたり、
・どうしてかというと、○○だからです。
などと、面白い、可愛そう、悲しかったという感想からさらに付け加えて書くと、より詳しい感想を書くことができます。
「なか」に書く内容を考える時、「付箋」を使うととても便利です。
「付箋」の使い方はこちらの記事に詳しく書いていますので、参考にしてくださいね。
【参考記事】読書感想文の書き方のコツ!スラスラ書ける3つのポイントとは
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読書感想文の書き方 小学生低学年向け!「おわり」の書き方
「おわり」には、その本の中で一番強く感じたことを書きます。
いくつかパターンがありますので紹介していきます。
①一番心に残ったこと→この本を読んで、私は○○だなと思いました。
②自分と主人公を比べてみる→××なところが、ぼくと○○はそっくりだなと思いました。
③これからしたいこと→これからは、わたしも、○○くんのみたいに、勇気を出して××したいと思います。
④呼びかけるパターン→ねぇ○○、××はきっと友達になれるよね?
まとめ、として一番書きやすいのは③のこれから~でしょうか。
本を読んで、こう思ったから、これからはぼくも○○したいと思います。
と書くと、綺麗にまとまった終わり方になりますね。
読書感想文の書き方まとめ
いかがでしたか?
「感想文」と難しく考えず、その本を読んでどう思ったのかを素直に書くと良いのですよ。
「はじめ」「なか」「おわり」を組み立てて、書いてみてくださいね^^
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