今回は、お酢と卵を使って、ぷよぷよ卵をつくる実験をご紹介します。
1日でできるものではありませんが、家にある身近なものを使ってできる実験で、手軽にできるのでおすすめですよ。
ぜひ、自由研究に作ってみてください。
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酢と卵で自由研究!卵の殻を溶かしてぷよぷよにする実験
酢と卵で自由研究 用意するもの
・卵(生)・・1個
・お酢・・300~400mLくらい
(お酢は、二日に1回取り替えますので、実験用に安いお酢を購入した方が良いかもしれません。)
・ラップ
・輪ゴム
・つまようじ
・透明なコップ
(卵の様子を観察するため、紙コップではなく透明なタイプのコップを用意します。)
酢と卵で自由研究のやり方
0.卵の大きさを測っておく
(実は、ぷよぷよ卵になると、大きさが変化しますので、比較のために初めに卵の大きさを測っておきましょう。)
1.卵を透明なコップに入れて、卵がしっかり浸かるようにお酢を入れる
2.ラップで蓋をして、輪ゴムでとめる
4.冷蔵庫、もしくは涼しい場所に置いて卵の様子を観察する
(実験中の卵は腐りやすいので、できれば冷蔵庫での保管がおすすめ。)
・写真を撮って、毎日の様子を記録しておきましょう。
・お酢は、2日に1回は入れ換えること。
・卵の殻は柔らかくなっているので、強く押すと割れてしまいます。取扱いは慎重に。
・卵は、途中で浮いてしまってお酢に使っていないことがあるので、確認してもしも浮いているようであれば押して、しっかりとお酢に浸けてあげて下さい。
6.殻がほとんどなくなったら、水で洗う
私が行った実験では、6日程でほぼ泡がなくなり、ぷよぷよの卵が出来上がりました。
光に透かすと、中の黄身が透けて見えます。
動かしてみるとわかりますが、中身は固まっていないので、黄身はくるくると動きます。
また、最初の卵と比べると大きさはこのくらい違ってきます↓
(※上の写真は、同じ種類の別の卵と比較)
左側がぷよぷよ卵ですので、すごく大きくなっているのがわかると思います。
なお、出来上がったぷよぷよ卵は、食べられませんので、そのまま生ごみとして処分してください。
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酢と卵で自由研究のまとめ方
まとめのレポートには、
・ぷよぷよ卵を作ろうと思った理由
・用意したもの
・実験方法
・結果
・調べたことやわかったこと
・思ったこと
などを書きますが、今回の実験のポイントである「お酢でぷよぷよの卵ができる理由」について少し説明したいと思います。
【なぜぷよぷよ卵ができるのか?】
卵の殻を溶かしたのは、お酢に含まれている「酸」によるものです。
この「酸」にはカルシウムを溶かすはたらきがあります。
卵は、黄身とそれをおおう白身、そしてその周りにたんぱく質でできた薄い膜があり、そのさらに外側に殻があります。
殻は、主にカルシウムできているので、お酢の力で溶けてしまいます。
ただ、その内側にある薄い膜は、たんぱく質でできているので、お酢の力では溶けません。
そのため、殻が溶けて膜が残ったぷよぷよの卵ができるのです。
お酢に含まれる「酸」が卵の殻だけを溶かすので、内側の膜が残ったぷよぷよ卵が出来上がるわけです。
お酢に浸けた時に、しゅわしゅわと出る泡は、お酢が殻を溶かした時にでる二酸化炭素です。
泡が出ているということは、殻が溶けている証拠なのですね。
ではもう一つ、ぷよぷよ卵が大きくなる理由についてもふれておきます。
殻が溶けるのだから、小さくなりそうなものですが、大きくなるのは何故でしょうか?
【ぷよぷよ卵が大きくなる理由】
水を通す膜がある状態で、その片側には濃い液体、もう片方には薄い液体がある時、これらは、同じ濃さになろうとして
水だけが薄い方から濃い方へ、移動します。
これを「浸透」と言います。
卵の場合、膜の内側にある白身と、外側にあるお酢とでは、白身の方が濃い液体です。
ですから、薄いお酢側から、濃い白身側へ薄い膜を通して水が入ってくるのです。
卵の中に水が入る=卵が大きくなる
このような理由で、ぷよぷよたまごは初めよりも大きくなります。
酢と卵で自由研究のまとめ
お酢は、料理に使う身近な物なのに、簡単に卵の殻を溶かすなんて驚きですね。
実験自体は面白いですが、お酢のニオイが強烈なので、手はよーく洗うことをおすすめしますw
なお、中身は固まっていないので、薄い膜を破いてしまうと大変です。くれぐれも注意して下さいね^^
自由研究のまとめ方↓↓
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