梅を使ったレシピは、梅干し、梅ジャム、梅酒・・・などなどたくさんありますが、「梅シロップ」も美味しいですよね。
梅シロップ作ったよって方も多いと思います。
ところが、保存中の梅シロップが「濁っている」「泡立っている」などの現象が起こることがあります。
これは、「発酵」が原因です。
今回は、発酵の原因や対処法についてまとめていきたいと思います。
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梅シロップが発酵したら飲める?
先にも書きましたが、梅シロップを仕込んでいると
・泡立ち
・にごる
などが起こることがあります。
これらはおそらく、発酵が原因だと考えられます。
砂糖の溶けが悪いとこのように発酵してしまうため、梅シロップを作る時は
なるべく早く梅エキスを出して、砂糖を溶かしてしまうこと
が、発酵させずにうまく作るコツです。
そのためのポイントは、最後に書きますので、ぜひ次回作るときの参考にしてみてくださいね。
とはいえ、今回発酵してしまった梅シロップもきちんと対処すれば飲めますから安心してください。
ちなみにそのまま放置しておくと、砂糖がある限りどんどん発酵が進んでアルコールが生成されてしまいますから、梅シロップが台無しです。
でも、梅シロップって発酵しやすいので、そんなに落ち込まないでくださいね!!
見つけたら、早めの対処をすれば大丈夫です。
梅シロップが発酵したときの対処法
梅シロップが発酵してしまった場合は、「加熱処理」をすることで発酵を止めることができます。
【加熱処理の方法】
①梅の実を取り出す
②残った液をホーロー鍋にうつす
③アクを取りながら、軽く煮たたせる(弱火で15分程)
④アクが出なくなったら完了
その先は、梅のエキスが出ているかどうかで違ってきます。
梅の実がしわしわ、10日以上たっている場合には、梅エキスが十分にでていますから、そのまま液だけを保存ビンに移し、冷暗所にて保管。
10日未満で、まだ梅エキスが出ていない場合には、煮たたせた液に再び梅を戻して冷暗所で保管。
梅エキスがしっかり出るまで待ちます。
加熱することで、発酵を止める効果がある他、滅菌の効果もあるため、長期保存(常温で1年くらい)ができるようになります。
作ってすぐ、その夏に飲んでしまうような場合には加熱処理は必要ありませんが(発酵していない場合)
長期保存する予定の場合には加熱処理しておくと安心です。
なお、煮たたせる鍋はアルミ鍋はNGです。
アルミ鍋を使ってしまうと、梅の酸と反応して、シロップが変色してしまうのです。
おすすめは、ホーローのお鍋ですよ。
梅シロップの発酵防止のコツは?
梅シロップの発酵を防ぐには、
・なるべく早く砂糖を溶かすこと
がポイントでしたね。
そこでご紹介するのがこちらの方法です。
・砂糖を4回に分けて入れる
本来、梅シロップを作る時は、予め砂糖を全量入れて作りますが、
それだと砂糖の溶け込みが悪いため、1度に入れるのではなく4回に分けて入れるようにするのです。
初日に4分の1、あとは3日後、5日後、6日後に4分の1ずつ加えていきます。
砂糖を少量ずつ入れることで、発酵する時間を与えません。
これは、藤巻あつこさんの梅シロップレシピですので、ぜひ真似してみてくださいね。
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梅シロップの発酵まとめ
梅シロップをつける時期は、だんだんと気温も高くなってきますので、発酵が進みやすいですし、なかなか難しいですね。
もしも発酵を見つけたら、早めに対処すれば大丈夫ですので、
細目にチェックして、エキスができるまでは毎日しっかりとかき混ぜて砂糖を溶かしてあげてくださいね!
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